サク・チューンのサブカル何でもレビュー

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[ネタバレ有] スワロウテイル の感想

 

今日もお仕事お疲れ様です。

 

やっぱり在宅ワークって、集中力がすぐ切れてしまいますね…。

仕事を放り投げて、やめてしまいましたよ…。

 

今はアルパカのワイン飲みながら書いております。

 

 ※こちらは12本なのでお気を付けください…。


本日レビューするのは結構な旧作です。
 
正に、私の子供のころの映画になります。
おそらく、ラストレターという映画の公開に合わせて
AmazonPrimeにて公開となったのではないかと思います。
 
1996年公開の映画、岩井俊二監督作品である
スワロウテイルです。
 
スワロウテイル

スワロウテイル

  • 発売日: 2014/06/20
  • メディア: Prime Video
 

 

主演は三上博史さん、Charaさんになります。
そのほか脇役もすごく豪華で
江口洋介さん、大塚寧々さん、伊藤歩さん、渡部篤郎さん
が出演されております。
 


Swallowtail Butterfly Opening

※正式な予告編なかった…。

 
1996年という年は、
バブル崩壊(バブル後の経済後退が1991から1993といわれております)後の
陰鬱な時期に放映された映画となります。
 
かつて日本円がとても『強く』
日本に一攫千金を求めて、外国人労働者流入
人種にとらわれない「円都」 (イェンタウン)
そこで生き抜く移民たちのお話がスワロウテイルです。
(移民のコミュニティによるお話ですので、演者さんは日本語、英語、中国語を混ぜて話します…スゴイ…)
 
前述にて、バブル崩壊の後の陰鬱な時期とお伝えしましたが
この映画は終始重苦しい雰囲気を持っています。
 
そんな中、生き抜こうとするイェンタウンの住民はとてもパワフルで
そして、夢を持って生きていく姿が描かれております。
作品の内容としては、ひょんなこと(実際映画を見ていただくと全然ひょんなことではありません…)から
犯罪でお金を量産させることができる手段を手に入れます。
(この犯罪(中身は言いません)のストーリーに伴い、映倫R指定となったそうで…)
 
お金を手に入れたことにより、それを元手にまっとうな夢として
三上博史さんがCharaさんのためにYEN TOWN BANDを結成
スターに持ち上げていく。
 
しかしながら、『犯罪』で手に入れたお金であるため
問題が徐々に押し寄せてきて…。
というような内容の映画です。
 
映像表現は、岩井俊二監督らしい
少し俯瞰で、イェンタウンの住民を映し出し
小林武史さんの楽曲を流しながら、
まるでMVのように彼らのパワフルさ、
それでいて陰鬱な空気の中を、
前向きに楽しく生きている姿を表現しておりました。
 
バブル崩壊の雰囲気において、背中を押してくれるような
『この世って捨てたもんじゃないよ』感を終始感じました。

急に、現実に戻りますがコロナウイルスに伴い、経済活動が現在停止しております。
よってバブル崩壊のような衝撃が今後待っている可能性があり
イェンタウンのようにパワフルに生きていく前向きさを持っておかなくてはならないかもしれませんね。

さて映画の話に戻りますが
私は当時、小さかったですがこの映画に出てくる架空のバンド
YEN TOWN BANDのSwallowtail Butterfly 〜あいのうた〜が大好きで
小さいながら、歌詞の意味もわからずとも涙した思い出があります。
(今となっては、さすが小林武史さんの楽曲!と理解できるようになったものです。)
 

自宅で自粛しておりますので、より気落ちする可能性がありますが…
パワフルに前向きに生きる力を受け取っていただけると嬉しいです。
 

よければコメントを頂けますと嬉しいです。

 
でわまた。