サク・チューンのサブカル何でもレビュー

映画、音楽、アニメ、マンガについて自分の好きなものをレビューします

[ネタバレ有]ジョジョ・ラビット感想

 

今週末にかけて、新作映画がかなり溜まってきまして、

やっといくつか鑑賞することができました…。

 

今までの記事に関しては、ネタバレ無し感想で書いてきましたが

思ったことの少ししかかけないことがわかってきましたので

今後はネタバレ有りで書いていこうと思います…

 

マイティ・ソー バトルロイヤルの監督 タイカ・ワイティティ監督・出演の

ジョジョ・ラビット見てきました。

 


タイカ・ワイティティ監督がヒトラーに!映画『ジョジョ・ラビット』日本版予告編

 

 

ジョジョ・ラビット (オリジナル・サウンドトラック)

ジョジョ・ラビット (オリジナル・サウンドトラック)

  • 発売日: 2019/10/18
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

Netflixに契約している私としては、本作鑑賞直前にアカデミー賞

ノミネートされているマリッジストーリーを見た後だったため

鑑賞の目的の大半は、スカーレット・ヨハンソンさんの演技を見たくて

鑑賞してきた次第でした。

※予告編を埋め込んでおりますが、スカーレット・ヨハンソンさんの

  ウィンクに惹かれたのは言うまでもなくw

 

さて、本作は戦時下ナチスドイツの中で生きる少年 ジョジョを中心に話が進んでいきます。

ジョジョにとっての心の友達、『アドルフ(妄想)』と共に、

戦時下という混沌とした状況で、『片隅に生きる子ども達』のお話です。

 

戦争に関係なく、子供たちは子供達なりを楽しんでいる姿がそこにはありました。

 

男の子特有のヒーローになりたい願望の中、

兵士の訓練で、予告にもある手榴弾にて大怪我を負い、

それでもなんとか国に貢献したいとプロパガンダ職務を努めていきます。

 

そんな中で、自宅でユダヤ人の少女と出会い、少しずつ交流を重ね、

国に背いている自分との葛藤で揺れ動く姿を

アドルフ(妄想)との掛け合いで見せてくれます。

 

またスカーレット・ヨハンソンさんは実は反体制メンバーで、

反体制活動を体制派から見つかってしまい…というお話です。

 

ここから私の感想となっていきますが、スカーレット・ヨハンソンさんの演技が

可愛らしくもあり、母親としての強さもうかがえる素晴らしい演技で

戦時下の混沌とした状況でも、息子のジョジョにだけは

明るい世界を見せたいという思いが見て取れる演技でした。

 

一方ジョジョ役ローマン・グリフィン・デイビスさんに関しても素晴らしく

子供から見える明るい世界

母がいなくなり戦争が激化していく中の悲しみに溢れた世界

その両方を行き来している演技、とても素晴らしかったです。

 

また、ジョジョが主人公であるため、映画の画面が子供目線である部分も良く

特に、体制派に母親が見つかり、市中で吊るされているシーンが

ジョジョがみえる高さだけ写すなどはすごいな!(語彙力がなくてすみません…)とおもいました。

 

ここまで、演出や演技について感想を書きましたが、肝心のストーリーについて感想を書いておりません…  

 

ぶっちゃけて言うと本作のストーリーには、私的には『乗れませんでした』。

 

理由は『ジョジョがあまりにも体制派に傾倒していること』です。

※子どもであるための演出かもしれませんが…

 

本感想の冒頭で『片隅に生きる子ども達』という文面を書いていますが、

以前『この世界の片隅に』という映画を見ており、それと比較をしてしまっている自分がいたからだと思います。

 

この世界の片隅に

この世界の片隅に

  • 発売日: 2017/04/26
  • メディア: Prime Video
 

 

この世界の片隅に』という映画は、主人公がイーブンな位置どりで話が進み

その中で、如何に楽しく生きていくかという点をベースとしているため

自分自身が関与できない物に翻弄されていく姿に、より気持ちが乗れたのではないか

と思います。

 

ぜひ本作も合わせて見ていただけると幸です。 

 

『キツイ時こそ、明るく前向きに、歌って踊って楽しもう』と思わせてくれますので。

 

でわまた。